SSブログ
ニュース ブログトップ

また温泉施設でレジオネラ感染症が!!私も大好きな『湯楽の里』 [ニュース]

埼玉県北本市の温泉施設「湯楽の里(ゆらのさと)北本店」において、
5月18日から21日にかけ、男性客3人が、発熱や呼吸困難などの症状を訴えたとのこと。
うち、66歳の方が残念ながらお亡くなりになり、残る2人は回復に向かっているとのこと、
66歳の方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。


レジオネラ菌は普通に環境中に存在し、
通常であれば、感染症を引き起こすことは少ないといいますが。


例えば、今回のような入浴施設の水循環装置や浴槽表面で増殖した
レジオネラ菌をシャワーとかで利用してしまったりとか、
浴槽についているジェットバス機能、気持ちいいですよね、あれで水面にできるあわ(泡沫)に
レジオネラ菌が含まれたりして、それらを気道から吸入して、
肺にあるマクロファージ(白血球の一種)に感染してしまうことで、

レジオネラ肺炎 (2~10日の潜伏期間の後、高熱、咳、頭痛、筋肉痛、悪感等の
症状が起こるらしいです。また、症状が悪化すると、呼吸困難になり、胸の痛み、下痢、
意識障害までも併発してしまうとのこと。死亡率は15% - 30%とかなり高いです。)や、

ボンティアック熱 (多量のレジオネラ菌を吸い込んでしまったときに起きるらしいです。
こちらの潜伏期間は1 - 2日で、全身の倦怠感、頭痛、咳などの症状ののち、
多くの場合は数日で回復するとのこと。)


ただ、先ほども申し上げたように、レオジエラ菌は普通に環境中に存在しているものですし、
病原性は低いので、健康な人がただお風呂に入っただけでは感染しないそうです。
ただ、不運にも、今回のような、レオジエラ菌が増殖しやすい環境で、特に抵抗力の少ない人たち
(高齢者など)は、レジオネラ感染症(主にレジオネラ属の一種、L. pneumophilaが原因)に
なってしまうことがあるそうです。


レジオネラ感染症は、国内では1976年に初めて報告され、医療に関する法律によって
四類感染症  (動物又はその死体、飲食物、衣類、寝具その他の物件を介して人に感染し、
国民の健康に影響を与えるおそれのある感染症の事で、レジオネラ症を始め、E型肝炎、
狂犬病、日本脳炎などその数43種類に上る。)に指定されているそうです。

この感染症法も、レジオネラ症の増加に伴い、
2003年に汚染施設の消毒などに対する行政措置が可能になるような改正が
盛り込まれてはいるのですが、今回の、北本市の温泉施設の一件は残念でならない限りです。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース
ニュース ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。